2016年1月6日、早稲田大学の学生・教職員が使う学内ポータルサイト"Waseda-net portal"から新しいサイト"MyWaseda"への移行が試みられました。しかし、移行は失敗に終わりました。その原因は不明ですが、この時期は大学院生の論文提出の時期とも重なり、大きな影響が出たことが予想されます。
また、以前よりWaseda-net portalは複雑で使いにくいという意見がありました。全体のシステムを考えることなく、また使用者である学生や教職員のニーズを鑑みることなく、個々の機能を足していったためにWaseda-net portalは複雑化していってしまったと考えられます。
そこで、早稲田の学生・教職員が「自分たちが使う情報インフラは自分たちで作る」という気概を持ち、オープンで自由な情報インフラを構築するためのプロジェクトがこのOpenWasedaプロジェクトです。
OpenWasedaプロジェクトの開発は、GitHubという公開された場所で行います。GitHubではすべてのソースコードが公開され、仕様の提案や議論もIssuesを使うことで可能であり、多くの人間が開発に参加することができます。